超小型 光加熱スポットヒーター
HSH-12、HSH-18
HSH-12・HSH-18
スポット集光型(点集光,円集光)
ハロゲンランプによるスポットヒーター ユニット
Characteristics
特性
φ1.5~φ2.5のエリアを800~900℃程度までの任意の温度に加熱できます。
ハロゲンランプの光を集中させ高温加熱する光加熱スポットヒーターです。熱媒体を必要としないので完璧なクリーン加熱が可能であり、真空中での加熱も可能です。
従来は光ファイバーを使った光加熱装置やレーザー加熱でしか対応できなかった、狭い場所や小さいエリアの加熱も低コストで可能になりました。
また、光ファイバー加熱方式やレーザー加熱方式に比べ圧倒的に高効率で低コスト、省エネルギーな上、安全性にも優れています。
点灯方向の制限がなく、自動車用電球並の耐振・耐衝撃性を備えていますので、移動させながら使用することが出来ます。
高効率設計で高反射率の金メッキ鏡仕様。前面保護ガラス付。
ミラー部とランプ部に分かれており、ミラー部、ランプ部のみの交換が可能です。
HSH品種 | HSH-12 | HSH-18 |
ヒータ外径(OD) | φ12mm | φ18mm |
ヒータ高さ(Height) | 35mm | 35mm |
質量(Mass) | 約8g | 約18g |
前面保護ガラス | 有 | 有 |
集光距離 (f mm) 集光径(φSd mm) パワー密度(w/cm^2) | f=6mm φSd≒1.5mm 80w/cm^2 at② | f=9mm φSd≒2.5mm 95w/cm^2 at② |
標準ランプ仕様 電力公差±15% 寿命は連続点灯における平均値 | ①10.8v-18w 2900K/1000h ②12v-20w 3000K/350h | ①10.8v-35w 2950K/1500h ②12v-40w 3050K-500h |
- 加熱可能温度は被加熱対象物の種類により変わります。加熱温度のコントロールは、照射時間をコントロールするか、又は電圧を0~100%に変化させる事で、対応できます。場合によっては110%程度までの過電圧を加えてもかまいません。ただしランプ寿命は約1/3になります。高頻度の点滅動作は寿命を低下させます。電圧のスローアップに加え、消灯時も完全に電圧をゼロにしない等の方法で寿命低下を改善できます。
- HSHを真空曹の中に入れることもできます。ただし無機接着剤からの若干のガス放出があるかもしれません。また真空中では熱放散が低下する傾向にありますので、本体の放熱に配慮した使い方が必要です。
- 可動部分に載せる場合、特に停止時に大きな衝撃が加わる場合がありますので、必ず衝撃防止措置をしてください。
- アルミ管はHSHの保持、固定用に使いますが、本体の冷却機能も担っています。定格電圧近くでの連続使用の場合には保持金具 側に熱移動が良好に起こるようにして放熱器として働かせ、本体の温度上昇を防ぐ必要があります。
しかし間欠使用や低電圧使用の場合には必要度に応じてアルミ管を短くしたり、無くしたりする事が可能です。 アルミ管は金属管カッターで簡単にカットできます。ただし切り口が鋭角になりやすいので電源リード線を傷つけないよう保護チューブの挿入や接着剤の塗布等の処置が必要です。 - 超小型化に伴う光利用率の低下を防ぐために2段構成ミラーを採用しています。
- 光源としては特殊設計のハロゲンランプを採用しています。
- (-φA)を省略した場合は完全集光型。その場合の集光径は ほぼ右上の表の様になります。
- ある程度分散させ広い範囲を加熱したい場合は照射範囲φAを指定してください。 この場合は特注仕様になります。ただし集光型でも焦点から、ずらして使用する事により、広い範囲の加熱も可能です。
HSH-12 Type
図面・配光グラフ
図面
配光グラフ
HSH-18 Type
図面・配光グラフ